「元気ですか~!」「1、2、3、ダァ~ッ!」 猪木さんが残した数多くの名言

 元プロレスラーで参院議員も務めたアントニオ猪木さん(本名・猪木寛至)が1日午前7時40分、心不全のため都内にある自宅で死去した。79歳。独特のキャラクターでお茶の間でも人気だった猪木さん。「元気ですかー!」「1、2、3、ダァ~ッ!」など、数多く残した〝名言〟の数々を振り返る。

  ◇  ◇

 「元気ですかー!元気があれば何でもできる」=現役引退後の決めゼリフ

 「いつ何時、誰の挑戦でも受ける」=1966年10月12日、東京プロレス旗揚げ戦でジョニー・バレンタインに勝利した後、「誰の挑戦でも受けます。一般の人でも構わない」と発言したのが始まりと言われる

 「こんなプロレスを続けていたら10年持つ選手生命が1年で終わってしまうかもしれない」=74年3月19日、“昭和の巌流島”と呼ばれたストロング小林戦で勝利した後

 「プロレスが格闘競技の王者であることを見せるために挑戦を受けました」=76年1月、ミュンヘン五輪柔道金メダリストのルスカの挑戦受諾会見で

 「テメエの力で勝ち取ってみろ」=87年6月12日、リング上で藤波辰爾、前田日明らに世代闘争を呼びかけた長州力に対して

 「どうですかー」=87年12月17日、乱入したビートたけし率いる「たけしプロレス軍団」(TPG)の要求に応じて長州力戦を急きょビッグバン・ベイダー戦に変更した際に発言

 「やれるのか、おい」=88年4月22日、後に「飛龍革命」と呼ばれる藤波とのやり取りの中で発言した後、張り手を放つ

 「出る前に負けること考えるバカいるかよ!」=90年2月10日、東京ドーム大会で坂口征二と組んで蝶野正洋、橋本真也組と対戦する前、「もし負けると言うことがあると…」と質問したアナウンサーを一喝して、張り手を見舞う

 「1、2、3、ダァ~ッ!」=前出の蝶野、橋本組に勝利後のリング上で絶叫。その後、決めゼリフとなる

 「プロレスはファンの気持ちが分からなければ駄目だが、政治も国民の気持ちが分からなければ」=89年7月、参院選で初当選

 「外交で大事なのは心と心の触れ合いだ。外と交わらずしてどうして外交ができるのか」=90年12月、湾岸危機でイラクを訪問し日本人人質解放を実現)

 「踏み出せば、その一足が道となり、その一足が道となる。迷わず行けよ、行けば分かるさ」=98年4月4日、プロレスの現役引退のあいさつ

 「道はどんなに厳しくとも、笑いながら歩こうぜ!」=2000年1月4日、橋本、飯塚高史組-小川、村上和成組戦で

 「今、俺は人生のホームレスをやっております」=01年2月18日、新日本・両国国技館大会で、ホームレスを思わせる服装で発言

 「ばかになれ。恥をかけば本当の自分が見える」=12年6月、海外移籍を控えたサッカー選手への激励として

 「闘魂とは何か。俺は自分自身に打ち勝つことだと解釈している。晩年のおやじ(力道山)が好んで使った言葉で、ずっと大切にしてきた」=19年1月、自身のキャッチフレーズ「燃える闘魂」について

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