TKO勝ちのメイウェザー 朝倉の才能を称賛「朝倉選手に拍手を」「覚悟が伝わった」

 2回終了間際、ダウンしメイウェザーに敗れた朝倉未来(撮影・高石航平)
 朝倉未来にパンチをたたきこむメイウェザー(撮影・高石航平)
 試合を終え、健闘をたたえ合う朝倉未来とメイウェザー(撮影・高石航平)
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 「超RIZIN/RIZIN.38」(25日、さいたまスーパーアリーナ)

 元ボクシング5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー(45)=米国=が、総合格闘家の朝倉未来(30)=トライフォース赤坂=とボクシングルールに準じたエキシビジョンマッチで対戦。2回終了間際、右ストレート一発でTKO勝ちし、強さを見せつけた。

 試合直後、リング上では朝倉を抱擁。自ら通訳を呼び、言葉をかけた。その後、マイクを握ると「素晴らしい国、素晴らしい方々。とにかく、朝倉選手に拍手を送って下さい」と、再び朝倉の腰をぽんぽんとたたいて称賛。そして、「今夜は素晴らしい興奮できる試合を送ることができて、嬉しいです。今回呼んでくれてありがとう。私は戻ってきます」と、再びRIZINの舞台に戻る可能性も示した。

 1回は朝倉の様子をうかがうようにし、パンチも浴びた。「自分としては今回あまり練習をしてなくてどういう試合になるか分からなかったが、何発か当ててくれ、対戦相手のおかげで、いい試合になった」。ボクシングルールでは初の試合となった朝倉が積極的に仕掛けたことで、メイウェザーにもスイッチが入った。

 50戦50勝の最強ボクサーと、〝路上の伝説〟と呼ばれる総合格闘家の戦い。来日後、メイウェザーは連日のように豪遊する様子が報じられ、「遊びに来ているんだ。ボクシングは息をするようなもの」と余裕をのぞかせていた。この日の試合前も大会開幕セレモニーの選手紹介には登場せず、マイペースで会場入りした。

 1回は様子を見るように朝倉に打たせたメイウェザー。だが、2回終了間際、鋭い右ストレート一発を合わせると、朝倉は意識がもうろう。レフェリーが試合を止めた。

 会見では朝倉についてあらためて言及し、「誇りに思う。私がお客さんを盛り上げることに貢献した。とにかくタフだった。戦いに来た覚悟が伝わった」と評価。未来のボクシングの才能も「彼は30歳で可能性は低いが、昔から始めていたらボクシングでもいいところまで行ったと思う」と語った。

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