〝生ける伝説〟健在!メイウェザーが未来をTKO 顔面被弾も余裕の勝利で20億円超獲得

 「超RIZIN/RIZIN.38」(25日、さいたまスーパーアリーナ)

 ボクシングに準じたルールのエキシビションマッチで元ボクシング世界5階級制覇フロイド・メイウェザー(45)が総合格闘家の朝倉未来(30)を2回TKOで下した。2回に顔面への右ストレートなど2発、3発と被弾する場面はあったものの、最後は右のクロスでダウンを奪い、レフェリーストップ。未来の健闘をたたえながらも「何のために真剣になる必要があるのか」と余裕の勝利を強調した。

 〝生ける伝説〟は健在だった。鉄壁の防御を誇るメイウェザーは初回は様子見だったが、2回は圧力を強めた未来のパンチが多くは空を切りながらも着弾。観衆がどよめく中、メイウェザーも卓越した技術で正確な打撃を返し、終了間際に右のクロスで仕留めた。

 未来の一撃に期待する声もあった中、終わってみればKO負けのない相手を倒す完勝に「相手がいくつかいいパンチを当てて、最高な試合内容だったのではないか」と満足顔。「彼を誇りに思う。タフだった」と未来を評価したが、本気になったかを問われると、「一発もらったからといって気にはしない。何のために真剣になる必要があるのか」と余裕の戦いを強調した。

 18年大みそかに那須川天心を1回KOで破った一戦では1000万ドル(約14億円)を得たと公表。RIZINの榊原信行CEOによると、今回の報酬はそれを上回り、ペイ・パー・ビューの歩合も加算される。海外報道によると今回、20億円を超える報酬を手にしたという。

 次戦は11月に英国人ユーチューバーのデジとのエキシビションマッチを予定。この日に来場した元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ氏(フィリピン)との再戦は否定し、「何でリスクを負って厳しい相手とやるのか。楽してお金を稼ぐ選択肢があるのならそちらを選ぶ」と言い放った。

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