中島安里紗がポスト最上段から場外落下!右肩強打で救急搬送!松本浩代は号泣

 「プロレス・シードリング」(17日、後楽園ホール)

 シードリングの旗揚げ7周年記念興行は、松本浩代(36=フリー)とのライバル対決に臨んだ中島安里紗(33)がポスト最上段の攻防から場外に転落。右肩を強打するアクシデントで17分24秒、無念のレフェリーストップ負けを喫した。右膝も場外戦で痛め、試合後は救急車で病院に搬送された。

 2006年にデビューして、女子プロレスのどん底時代を駆け抜けてきた同期が織りなす17年越し5度目のシングル対決。ノンタイトルながらBEYOND THE SEAシングル王者の中島としては、敗北が許されない戦いだった。ビンタの張り合いから場外戦と意地をぶつけ合う2人。主導権を握った中島は、ミサイルキックからジャーマン3連発で追い込み、ポスト最上段に上がった。松本も追いかけて中島を担ぐと、場外に放り投げた。

 急角度で落下した中島は、右肩を強打してリング下でもん絶。激痛をこらえて一度はエプロンまで上がったが、バーブ佐々木レフェリーは続行不能と判断して試合を止めた。試合後はリングに担架が持ち込まれ、中島は無情の退場。7周年の舞台は悪夢の幕切れとなった。

 リングに残された松本は号泣。マイクを手にすると「シードの7周年。こんなことになったけど、中島が戻ってくるまで、私が中島の分までシードで頑張る。だからみなさん、もう1回リベンジさせてください」と、中島の復帰を待って再戦したい意向をファンに訴えた。

 南月たいよう社長は「7周年イベントがこんな結果になって申し訳ありません。選手が一番悔しい思いをしていると思います。中島は頭を打った様子もなく、意識もしっかりしています。復帰したらまた応援に来てください」と謝罪。「シードリングは旗揚げから山あり谷あり。でもやられても立ち上がることをモットーにしてきました。これらも8周年、9周年、10周年と進化していけるようにしたい」と述べ、最後はロックバンドのFUNKISTが参加選手と会場のファンとともに応援ソング「THE WIND AND THE SUN」を熱唱してしめくくった。

 シードリングは創始者の高橋奈七永が昨年12月に退団し、南月が新社長に就任。腰の不調で6月から欠場中の世志琥に続いて、今回はエースの中島も休場という非常事態を招いてしまった。今後の団体運営を考えると海樹リコ、アマゾンの所属2選手では荷が重く、当面は松本が“代理エース”となってシードリングを支えていくことになりそうだ。

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