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田中恒成 WBOAP戴冠!再び4階級制覇へ「井岡選手でも誰でも挑戦します」

 5回、橋詰将義(右)を攻める田中恒成
 5回、橋詰将義(右)をTKOで破った田中恒成
 新王者となった田中恒成(中央)
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 「ボクシング・WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチ」(29日、後楽園ホール)

 元世界3階級制覇王者で同級1位の田中恒成(27)=畑中=が王者の橋詰将義(28)=角海老宝石=に5回2分52秒TKO勝ちして新王者となった。

 20年大みそかに世界4階級制覇をかけてWBO世界同級王者の井岡一翔(志成)に挑戦して敗れてからの再起2戦目の田中。再び世界の舞台に立つため、3月から米国で長期合宿を行い、井岡らも手がける名伯楽イスマエル・サラス氏の指導を受けた。

 試合の序盤は苦しんだ。リーチで13センチも上回る橋詰の長い右ジャブに阻まれて懐に飛び込めず、右アッパーなどを被弾した。しかし、2回から徐々に距離感をつかみ出すと、3回以降は上下に打ち分けての連打を何度も浴びせて一方的な展開に持ち込む。そして5回、相手の右目上を切り裂くと、最後はコーナーに追い込んで連打を長時間放ち続けてストップを呼んだ。

 試合後のリング上では再度の4階級制覇挑戦をアピールした田中。「内容については全然、自分自身の動きとしてはいいものではなかった」と話しつつ、「結果とKO勝ちの気持ちよさを求めていたので、とりあえずはよかった」と安どの表情を浮かべた。

 「焦らず、は頭の片隅にあった」といい、再起戦だった21年12月の石田匠(井岡)戦では苦しんでの判定勝ちだったため、「前回の試合の課題でもあった、ここ最近失っていた勝負時を絶対失わないということも同時に意識して、攻めるところは、倒せるところは倒そうと思っていました」と語った。

 4階級制覇挑戦へ、所属ジムの畑中清詞会長は年内の実現は難しい見通しを示しながらも、「チャンピオンサイドもいろいろ事情があるだろうし、交渉はしていこうと思っています」と前向き。候補については「第一はWBO(王者は井岡一翔=井岡)、IBF(王者はフェルナンド・マルチネス=アルゼンチン)」とし、10月下旬に予定されるWBOのコンベンションへ田中とともに出席する意向も示した。

 井岡が7月13日のドニー・ニエテス(フィリピン)との防衛戦を突破すれば、田中にリベンジの機会が訪れる可能性もある。これについて田中は「決まったチャンピオン、井岡選手でもニエテスでも、誰でも挑戦します」と意欲を示した。

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