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武尊、無期限休養も「前向きな意味」数万件の激励の声で引退“翻意”「勝利より報われた」

 休養を発表した武尊(撮影・金田祐二)
 深々とお辞儀をして会場を後にする武尊(撮影・金田祐二)
 休養を発表した武尊(撮影・金田祐二)
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 K-1ワールドGPスーパーフェザー級王者の武尊(30)が27日、都内で会見を開き、無期限休養を発表した。手術した拳だけでなく腰や膝にけがを抱えていることや、数年前からパニック障害とうつ病を患っていたことを公表。「この10年は無理しながらやってきたところもある。1回戦いの舞台から離れようと思うが、前向きな意味で休養させてもらおうかなと。心と体をしっかり治し、復活する姿を見せることが次の戦い」と意欲をのぞかせた。

 那須川天心(23)との夢の頂上決戦に敗れてから8日。格闘家人生を懸けて臨んだ大一番だっただけに引退を考えたというものの、花道を引き揚げる際にファンから「ありがとう」と感謝の言葉を掛けられ、SNSでも「引退しないで」「やめないで」という数万件の激励のメッセージが殺到。「負けたら存在価値がないと思っていた」という心を動かされたという。

 武尊は会見で目に涙を浮かべ、時折言葉を詰まらせながら心境を明かし「試合が終わってから1~2時間くらいしか寝られない日々が続いたが、コメントを読ませてもらって揺れ動いていた気持ちが救われた。(試合後も)花道にたくさんのファンの方が集まってくれて、期待に応えられず申し訳ない気持ちでいっぱいだったが、『ありがとう』という言葉をたくさんいただいて。あの時の『ありがとう』の言葉が、今まで10年勝ち続けてきた『おめでとう』よりもうれしくて。どんな勝利よりも報われたと思えた」と感謝した。

 「負けたときのみんなからの言葉、SNSのメッセージがなかったら、僕はなんの後悔もなくきっぱり辞める選択肢をとっていた。こんなに響くんだなとこの1週間実感して。負けたら存在価値がなくなると思っちゃっていたので。そんな僕にまだ期待を抱いてくれる人もたくさんいたし、『辞めないで』という言葉を何万人の人に伝えてもらって。その言葉のおかげで前向きな意味で体を治す決心がついた」と、引退回避に至った経緯を明かした。

 今後の目標や復帰時期は白紙としながらも、再びリングに上がる決意を示し「わがままですけど、最後は勝つ姿を見せてから終わりたいと思っています」と語った。

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