解散のJBCは一般財団法人を継続 寄付で債務超過を脱す 萩原実氏が理事長就任

 事実上の債務超過のため3月31日に解散し、清算法人として手続きを進めていた日本ボクシングコミッション(JBC)は2日、一般財団法人の継続を発表した。賛同企業からの寄付により純資産額が300万円以上になったため、5月30日に評議員会で決議した。

 JBCは慢性的な赤字構造でに陥り、2月に元世界王者の亀田興毅氏らとの訴訟で約1億円の支払いを命じられたことなども負担となっていたとし、「今回を機に経営管理体制を真摯(しんし)に見直すこととし、特にガバナンスに関しては監督機能の人心一新と強化を図ります」と表明。永田有平氏に代わって萩原実氏(東京ドーム顧問)の理事長に就任、浦谷伸彰理事の退任などの役員人事を発表した。

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