天心VS武尊は日本エンタメ史上最高チケット単価 当事者は苦笑い「高いな」「子どもに優しくない」
キックボクシングのRISE世界フェザー級王者の那須川天心(23)=TARGET/Cygames=とK-1ワールドGPスーパーフェザー級王者の武尊(30)=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST=戦(6月19日、東京ドーム)の会見が開かれ、チケット料金、ルールなどの概要が発表された。大会名は「THE MATCH 2022」に決定。フジテレビとABEMA PPVが生中継する。
日本格闘技史上最大と言えるビッグマッチはチケットの価格も史上最大級で最高が300万円(VVIPアリーナの1列目)。9日に開催予定の、日本ボクシング界史上最大のビッグマッチと言われるWBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(帝拳)-IBF同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)戦のチケット最高額が22万円で、今回はその約13・6倍になる。
VVIPアリーナ2列目が200万円、同3列目が100万円で、最低価格はA席の1万5000円。実行委員会のRIZINの榊原信行CEOは「日本の格闘技史上、日本のエンターテイメント史上過去最高額をつけさせてもらった。過去に東京ドームでやったイベントをすべて超えてやろうと思っている。チケット単価もそう」と、覚悟を示した。
武尊は「ちょっと高いなと思いましたけど」、天心も「ちょっと子どもに優しくないなとは思いました。僕は小さい子とかに来て欲しい思いがあったので」と苦笑いを浮かべつつ、武尊は「この試合をそういう価値としてつけてくれたのは嬉しいこと。それに見合った最高の試合をして勝つ。値段が値段なので、知り合いとか友達が前の方でみれないのは悲しいが、それがこの試合につけてもらった価値」、天心も「この試合に関してはこういう価値があるんだぞとみんなに知ってもらいたい。この試合で歴史の教科書に載りたい」と、価格を超える試合を見せるべく、力を込めた。