「ボクシング・１０回戦」（１１日、名古屋国際会議場）

　ボクシングの元世界３階級王者・田中恒成（２６）＝畑中＝が１０日、愛知県刈谷市内で、再起戦となる１１日のＩＢＦ世界スーパーフライ級５位・石田匠（３０）＝井岡＝との５２・５キロ契約１０回戦の計量に臨み、両者とも上限で一発クリアした。

　昨年大みそかのＷＢＯ世界スーパーフライ級王者・井岡一翔（志成）戦での初黒星から１年ぶりの再起戦となる田中は「明日は第二章の始まりです。必ずＫＯで復活します」と宣言した。リーチが田中の１５９センチに対し、石田は１７７センチと１８センチ差あることが判明。距離の攻防が勝敗のカギとなりそうだ。

　敵地に乗り込む石田も「名古屋には勝ちに来ているので必ず勝ちます」と闘志を燃やす。生き残りを懸けた世界ランカー対決となる。