村田諒太vsゴロフキン12・29統一戦合意 日本ボクシング史上最大のメガマッチ

 ボクシングのWBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(35)=帝拳=が12月29日にさいたまスーパーアリーナで、IBF同級王者のゲンナジー・ゴロフキン(39)=カザフスタン=と2団体統一戦を行うことで合意した。米放送局ESPN電子版が27日(日本時間28日)に伝えた。戦績は村田が16勝(13KO)2敗、ゴロフキンが41勝(36KO)1敗1分け。関係者によると、会場については解決していない問題があり現在も調整中だ。

 日本ボクシング史上最大のメガマッチが、ついに合意に達した。特に人気がある階級の一つ、ミドル級で10年以上にわたりトップを走り続けるゴロフキンを、村田が迎え撃つ統一戦だ。

 村田は2017年10月の戴冠から、ゴロフキンか“カネロ”アルバレス(現3団体統一スーパーミドル級王者)=メキシコ=というビッグネームとの対戦を切望してきた。19年12月の防衛後はジムの本田明彦会長も「ゴロフキン、カネロとやる準備はできた」と明言し、両陣営と交渉を重ねてきた。

 「GGG(トリプルジー)」の異名を持つゴロフキンは同級の元3団体統一王者で、世界歴代最多タイの17連続KO防衛、WBA王座19度防衛など驚異的な戦績を重ねてきたスーパースター。18年9月に小差の判定でアルバレスに敗れ王座を失ったが、19年にIBF王座へ返り咲き、20年12月には7回KO勝ちで防衛に成功した。

 村田はこの日、所属ジムの公式サイトで「ESPNでもゴロフキン戦の報道が出てましたね。個人的に何も言えることはないんですが、このまま報道通りに進んでいってほしいという気持ちです。でも、こういうニュースが挙がれば気持ちも締まりますね」とコメントした。

 村田にとって最大の不安要素はブランク。5月に予定していた防衛戦がコロナ禍で中止され、19年12月を最後に試合から遠ざかる。2年ぶりの試合で、いきなり最強の相手とまみえるハンディをどうはね返すか。

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