新日本・半年ぶり復帰ヒロムいきなり29分激闘星!2度の長期欠場「首を覚悟した」

DOUKI(手前)を攻める高橋ヒロム
DOUKI(左)にラリアートを見舞う高橋ヒロム=後楽園ホール
ロビー・イーグルス(左)とにらみ合う高橋ヒロム=後楽園ホール
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 「プロレス・新日本」(27日、後楽園ホール)

 左大胸筋断裂のため2月19日の試合を最後に欠場していた元IWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムが半年ぶりに復帰。DOUKIを相手にいきなり30分時間切れ寸前の29分の激闘を繰り広げて勝利した。

 ヒロムは左肩に手術痕が残っていたが、ブランクを感じさせない全開ファイトを展開。くせ者DOUKIの鉄パイプ攻撃、ストレッチ技、さらには場外へのダイビングセントーンのDOUKIボムなどで苦しめられる場面もあったが、最後はTIME BOMB IIで爆殺した。

 試合後、マイクを持ったヒロムは、DOUKIに向かって「これでもリハビリ相手としてお前を選んだと思うか。お前はオレにとって唯一、初心に返らせてくれる男なんだよ。新しいスタートを切らせてくれてありがとよ」と感謝。そしてDOUKIが引き上げると、入れ替わるように、9月5日のメットライフドーム大会で挑戦するIWGPジュニアヘビー級王者ロビー・イーグルスがリングに現れた。

 ヒロムはイーグルスと額を合わせてにらみ合うと、英語で「1分だけお願い。トーク」と、同王座のチャンピオンベルトとの会話を頼み込んだ。そして、ヒロムが腹話術のようにベルトとの会話を長々と続けると、あきれたイーグルスはベルトを取り上げて去っていった。

 その後、ヒロムは、18年7月に首を負傷して1年5カ月欠場したのに続き、2度目の長期欠場を経験したことで、「会社からユー・アー・ファイヤード(英語でアナタは解雇の意味)って言われて、首を切られると思ったよ。覚悟した」と明かしながらも、長時間にわたって復帰の喜びを熱弁。最後は「ロビー・イーグルス、オレは勝ってベルトをいただく」と宣言した。

 バックステージでは「ジュニアとヘビー、違いがわかんねえな。これってさ、ヤバいんじゃないの。すべてが曖昧だとさ、これから先、ジュニアをやりたい人間がいなくなっちゃうんじゃないかって、すげえ不安になったよ」と問題提起。続けて、「だったらさ、ジュニアによる、ジュニアのための、ジュニアの入門テストをやろうぜ。これを1人のファンの意見として聞くか、それとも真剣に向き合って、そろそろ考えるべき何じゃないのか、新日本プロレス」と、団体に提案した。

 最後は再び、「9・5メットライフドーム、IWGPジュニアヘビー級選手権試合、ロビー・イーグルス、新日本プロレスの戦いを見せた上でオレが勝つ」と王座奪回を宣言した。

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