元世界2階級王者・井岡弘樹氏が仰天のラッパーデビュー 9・19興行で初披露

 ボクシング元世界2階級王者で井岡弘樹ジムの井岡弘樹会長(52)がラッパーとしてデビューすることが明らかになった。20日、大阪市浪速区の同ジムで9月19日にエディオンアリーナ大阪第2競技場でグリーンツダジムとの合同興行「CHAMP FIGHT vol.11」を開催することを発表。その場で「実はラッパーデビューすることになりました」と仰天報告した。

 自身の出身ジムでもあるグリーンツダジムと初の合同興行を開催することになった井岡会長。「グリーツダジムには本当に感謝している。津田会長(故津田博明会長)は自分の親のような存在。コロナ禍の今、手を取り合って多くのボクサーにチャンスを与え、関西のボクシング界を盛り上げていきたい」などと真剣な表情で話していたが、「ちょっとお待ちください」と一旦席を外した。

 戻ってくるとびっくり。この日、アメ村で仕入れてきたというラッパー風衣装に着替えて、果敢にポーズを決めた。

 m-floとのコラボなどで知られるシンガー・ソングライターの日之内エミが作詞作曲を担当するデビュー曲「LIFE IS BEAUTIFUL」を鋭意制作中。MCネームは“LILKO(リル・ケーオー)”に決まった。会見には日之内も同席。井岡会長の絵美夫人と交流があった日之内は、井岡会長との初対面時に滑舌のあまりの悪さに驚いたという。「ラップでもやってみると少しは良くなるかも」と提案。そこから話が急展開して今回のデビューにつながった。

 52歳となった今でも、苦手なことにも挑戦し、頑張る姿で世の中に元気を届けたいという思いも込める。また、「最近の若者は、井岡一翔は知っているが、井岡弘樹は忘れられてきている」という現状も憂慮。破天荒な挑戦を決断した。

 間もなくレコーディングを行い、Apple Musicなどでも配信を予定する。9月19日の興行では、メインを張る20年度全日本ミドル級新人王・中田勝浩(30)=井岡弘樹=の入場曲として生ラップが初披露される計画だ。

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