ボクシング アマ4冠・村田昴 デビュー戦2回TKO 師と仰ぐ長谷川穂積氏の入場曲で登場

 「ボクシング・4回戦」(26日、ラスベガス)

 18年全日本選手権などアマチュア4冠の村田昴(24)=帝拳=が26日(日本時間27日)、米国ラスベガスのヴァージンホテルズ・ラスベガスでプロデビュー戦となるスーパーバンタム級4回戦に臨み、ケヴェン・モンロイ(21)=米国=に2回1分42秒TKO勝ちした。

 デビュー戦の舞台はワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)-中谷正義(帝拳)の注目対決がメインで行われた本場ラスベガスのリングに用意された。アンダーカードに登場した村田は初回から軽快なフットワークを使う。2回にプレッシャーを強めると、最後は打ち合いの中でコンパクトな左ストレートでダウンを奪い、試合を決めた。

 和歌山県出身の村田は元世界3階級王者の長谷川穂積氏(デイリースポーツ評論家)にあこがれ、小学5年で長谷川氏の所属した真正ジムでボクシングを始めた。アマチュアで頭角を現し、日大から自衛隊体育学校に進んだが、東京五輪への出場がかなわず、プロに転向した。

 アマで活躍後も、長谷川氏の自宅に泊まりに訪れるなど交流は続き、師と仰ぐ。デビュー戦では長谷川氏の現役時代の代表的な入場曲であったエンヤの「Once You Had Gold」でリングインした。長谷川氏の元に数日前に入場曲を使いたいと連絡があったという。

 試合のテレビ解説を務めた長谷川氏は「小5から知っている昴のデビュー戦を解説することになるとは」と感慨深げ。危なげなくラスベガスデビューを飾った村田は自身のインスタグラムを更新し、「これからもっと上の舞台で勝ち続けていけるように強くなっていくのでこれからも応援宜しくお願いします」とつづった。

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