井上尚弥 1回でKO確信「あの瞬間に読めました」衝撃の3回KO勝ち

 「ボクシング・WBA・IBF統一バンタム級タイトルマッチ」(19日、ラスベガス)

 統一王者の井上尚弥(28)=大橋=が挑戦者のIBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28)=フィリピン=を3回2分45秒KOで破り、WBA王座5度目、IBF王座3度目の防衛に成功。戦績を21勝(18KO)無敗とし、自身の持つ世界戦連続勝利の日本記録を16に伸ばした。

 ボディーで3度のダウンを奪っての完勝。井上は現地からの中継インタビューでは余裕の笑みをみせ、「いい勝利ができたと思います。ボディーでも顔でも倒せる準備をしてきた。ボディーで倒せて良かったと思います」とうなずいた。1回から主導権を握っていたが、「1ラウンドで相手の実力、出方をみて、相手次第ですが、いけるかなと確信を持てました」と衝撃のコメントも。素早いコンビネーションから左フックで相手をひるませた場面があり、「あの瞬間には読めました。一発合わせた段階で、相手の弱気な姿勢も見えた。こんなもんかという感じはありました」と振り返った。

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