新日本・鷹木がIWGP世界ヘビー級初戴冠 オカダとの激闘制し17年目で頂点

 「プロレス・新日本」(7日、後楽園ホール)

 ウィル・オスプレイ(28)が首の負傷のために返上して空位となったIWGP世界ヘビー級王座の決定戦で鷹木信悟(38)がオカダ・カズチカ(33)との36分の激闘を制し、同王座を初めて獲得した。試合後はこの日にジェフ・コブを破った初代同王者の飯伏幸太を次期挑戦者に指名。飯伏が受諾し、両者の対戦が決定的となった。

 鋭い舌鋒(ぜっぽう)と元気ハツラツな戦いで存在感を強めてきた鷹木がついに頂点に立った。5月に前王者オスプレイに挑戦して敗れたものの、オスプレイの王座返上により再びつかんだチャンス。新日本の顔オカダとの決戦は36分の激闘となった。

 鷹木はオカダの腰を厳しく攻めて主導権を握るが、オカダも意地を見せ、ドロップキックでトップロープからたたき落とし、変型コブラクラッチのマネークリップで長時間絞め上げるなど猛反撃。しかし、鷹木はそれを耐え抜くと、オカダの必殺レインメーカーにラリアットのパンピングボンバーをカウンターでたたき込み、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンで息の根を止めた。

 04年にドラゴンゲートでデビュー、18年に新日本移籍、17年目で日本最高峰の王座を奪取。試合後は「これは夢なんかじゃねえな。間違いなく現実だろ。1カ月前、オレは奈落の底に落ちていった。だが、ギリギリ生き残った。今日の1戦で完全にはい上がったぞ」と高らかに宣言した。

 そして、飯伏を呼び出して初防衛戦の相手に指名。「イエスかハイか、ここで答えろ」と迫ると、飯伏は「やってやるよ」と即答した。鷹木はインタビューで英国に帰国しているオスプレイに向けて再戦を呼びかけた。

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