井上尚弥 ダスマリナス戦秘策あり「準備はいくつかしている」ドネアとの再戦も意識

 「ボクシング・WBA・IBF統一バンタム級タイトルマッチ」(19日、ラスベガス)

 統一同級王者の井上尚弥(28)=大橋=が4日、オンライン上で会見を開き、挑戦者のIBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28)=フィリピン=を攻略する秘策の存在を明かした。

 9日に渡米する尚弥は仕上がりなどを「いつも通り」と何度も口にし、「調子はすごくいいですよ。体的には100%仕上がっています」と強調。いつもより早い試合3週間前の5月29日にスパーリングを打ち上げたが、「体調も含めて動きも良かったので」と、いつもより量は多かったという。

 ダスマリナスとの戦いを「長身サウスポーなので距離感だったり、突破口だったり、ディフェンス面だったりいろいろ気をつけないといけないところが出て来るので、まずは一発を気をつけながら崩していく。攻め急がずゆっくり調理しようかなと思う」とイメージする。本格米国デビュー戦となった前戦のジェーソン・モロニー(豪州)戦では「練習していた」というカウンターの右ストレートでトドメを刺したが、今回も「準備はいくつかしている」と明言。「やってみないと分からない」と付け加えつつも、KOパンチになる可能性を「そうですね」と語った。

 モロニー戦は無観客だったが、今回は有観客で行われ、「どんなボクシングができて、どんなパフォーマンスを見せられるか、すべてにおいて楽しみです」と歓迎。所属ジムの大橋秀行会長によると、今回のファイトマネーはモロニー戦と同じ100万ドル(約1億1千万円)になるという。

 また、5月29日(日本時間30日)には自身と激闘を繰り広げたノニト・ドネア(フィリピン)がWBC同級王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)を4回TKO破って王座に返り咲いた。尚弥は「素直に強かった」と実力を認め、「自分が目指す4団体統一には必要なベルトなので、必然的に、次の試合を無事に勝つことができれば、そういう流れになると思う」と、再戦を意識した。

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