亀田和毅1年10カ月ぶり復帰戦V、不覚ダウンも判定勝ち 世界挑戦へ「自信ある」

 「ボクシング・8回戦」(22日、176BOX)

 元世界2階級王者・亀田和毅(29)が1年10カ月ぶりの復帰戦で3-0判定勝ちした。5回にジャブに右を合わされ、不覚にもダウンを奪われたが、それ以外の失点はなし。ほぼ左手しか使わず「8ラウンド、フルに練習通りできたのは良かった」と振り返った。

 2月に兄の興毅氏が故郷大阪にジムを開設。コロナ禍で海外活動に制限を感じていた和毅を迎え入れ、兄弟タッグで再び世界を目指して動き始めた。緊急事態宣言を受けて無観客試合となったが、初興行を決行した。

 8月にも次戦を計画する。興毅会長は「夏に世界ランカー、年末に世界挑戦」とスーパーバンタム級、フェザー級の両方でチャンスを探る。和毅も「自信はある」と言い切る。試合内容に課題は残したが、復活への一歩は記した。

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