亀田和毅 復帰戦判定勝ちも自信は揺るがず 世界挑戦「チャンスあればすぐにでも取れる」

5回、不覚のダウンを喫し、カウントが入る亀田和毅
2回、プレッシャーをかける亀田和毅(右)=176BOX
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 「ボクシング・8回戦」(22日、176BOX)

 ボクシング亀田3兄弟の三男で元世界2階級王者の亀田和毅(29)=3150=が1年10カ月ぶりの復帰戦となるノンタイトル56・5キロ契約8回戦に臨み、3-0(78-73×2、79-73)の判定でノーランカーの三宅寛典(32)=ビッグアーム=を下した。

 5回にジャブを右を合わされ、不覚のダウンを奪われたが、それ以外の失点はなし。「8ラウンド、フルに戦いたかったので1ラウンドで倒すとかでなく、練習通りできたのは良かった」と振り返った。相手のバッティングが気になったといい、出血した場合、今夏に計画する次戦に響くため、無理に攻撃にでることなく、ほぼ左手一本の戦いで大差判定勝ちした。

 2月に兄の興毅氏が故郷大阪市西成区にジムを開設。コロナ禍のため海外活動に制限を感じていた和毅を迎え入れ、兄弟タッグで再び世界を目指して動き始めた。緊急事態宣言を受けて無観客試合となったが、延期、会場変更を経て、初興行を決行した。

 昨年5月28日に長男・望有くんが誕生。父親となって初めての試合だったが、無観客試合のため家族の来場もかなわなかった。「次ですね」と今後に視線を向けた。

 8月にも次戦を計画する。興毅会長は「夏に世界ランカー、年末に世界挑戦」とスーパーバンタム級、フェザー級の両方でチャンスを探る。試合内容では課題を残した和毅も「自信はある」と言い切る。「4団体チャンスのあるところにいきたい。チャンスがあればすぐにでも取れると思っているんで」と世界挑戦を切望した。

 戦績は和毅が40戦37勝(20KO)3敗。三宅は22戦9勝(1KO)11敗2分け。

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