寺地拳四朗 具志堅超え計画「今年10回、来年13回、再来年14回」

信貴康孝町長(右)から花束を贈呈される寺地拳四朗=久御山町役場
V8を達成し、久御山町役場を表敬訪問した寺地拳四朗(前列中央)=久御山町役場
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 ボクシングWBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(29)=BMB=が28日、ホームタウンである京都府宇治市、城陽市、久御山町を表敬訪問し、8度目の防衛成功の勝利報告を行った。王者は久御山町役場で取材対応し、具志堅用高の保持する13回連続防衛の日本記録更新と4団体王座統一を改めて宣言した。

 久御山町の信貴康孝町長から花束を贈呈された拳四朗は「まだまだ道のりは長いですが、これからも勝ち続けて、他団体のベルトも持ってくることができるようにします」と連続防衛と他団体制覇を誓った。防衛回数について「今年中に10回、来年13回、再来年14回できれば」と構想を描く。来年1月には30歳を迎えるが「今は30代半ばの選手もたくさんいますし、まだまだ伸びしろもあります」と問題なしを強調した。

 拳四朗は24日にエディオンアリーナ大阪で同級1位の久田哲也(ハラダ)に3-0判定勝ちして8度目の防衛に成功。昨年は飲酒トラブルによる3カ月のライセンス停止処分などもあったが、1年4カ月ぶりの実戦でもブランクは感じさせず、高い技巧を見せつけた。

 ライセンス停止中は児童の登校見守りや清掃など地元で社会貢献活動を行い、そこでの励ましの声が支えになったという。「力になりましたし、恩返ししたい気持ちになりました」と感謝する。

 拳四朗は城陽市に実家があり、宇治市に所属ジムがある。隣接する久御山町でも後援会によるイベントなど積極的に参加しており、この日は3自治体を表敬訪問した。久御山町役場のロビーには等身大パネルも設置されている。

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