拳四朗、号泣に「恥ずかしい」V8から一夜明け 14回防衛しながら4団体統一目指す
WBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(29)=BMB=が25日、オンライン上で8度目の防衛に成功してからの一夜明け会見を開き、目標にしている具志堅用高が持つ日本記録の世界王座13度連続防衛の更新と4団体王座統一へ改めて意欲を示した。
約1年4カ月ぶりの試合で同級1位の久田哲也(ハラダ)を判定で退けた拳四朗。映像で見せた表情は元気そうで、「久しぶりもあったし、緊張とかもいろいろあったので、すごく疲れはきました」と語った。
試合は2回にダウンを奪ったものの、その後は久田に反撃される場面もあった。試合の映像は見ていないというものの、「試合って判断が難しいなと改めて思いました。久しぶりもあったし、いつまとめにいくか、いかないのか。こうできたかな、ああできたかなと、ちょっと思ったりする」と反省しながら振り返った。
昨年に起こした不祥事で処分されてから初の試合でもあり、重圧から解放されたことで、リング上のインタビューでは号泣。拳四朗は来場者からもらい泣きしたという声も聞いたといい、「そんなの今までなかったので、新鮮な気はしましたけど、恥ずかしいですね」と笑みを浮かべた。
楽しみにしていたハンバーガーチェーン「マクドナルド」の「不二家ミルキー」とのコラボ商品(マックシェイクとワッフルコーン)にも舌鼓。「どっちも食べました。減量終わってからも甘い物は食べてなかったので染み渡りましたね」と感想を語った。
試合後には4団体王座統一を宣言したが、「一番は14回(防衛)。14回しながらベルトを獲っていく」と、2つの目標を両立する考え。コロナ禍で先行き不透明なことを理解しつつ、年3試合行い、「今年中に10回(防衛)いきたいですね」と希望した。




