世界挑戦2度、元日本王者・小西伶弥が現役引退 高山戦がラストファイトに

 ボクシングの元日本ミニマム級、WBOアジア太平洋ライトフライ級王者で2度世界挑戦経験を持つ小西伶弥(27)=サンライズ=が16日夜、自身のインスタグラムで現役引退を表明した。昨年12月に元世界ミニマム級4団体王者の高山勝成(寝屋川石田)のプロ復帰戦で判定負けしたのがラストファイトとなった。

 小西は「私事ですが、前回の試合を最後にプロボクサーを引退しました」と報告。現役時代を振り返り「何をしても器用に出来ず、失敗を繰り返す成長の遅い選手でしたが、沢山の方々に応援をしていただいたおかげで全日本新人王と日本王者、アジア王者を獲得し世界戦を2度経験する事が出来ました。ここまで来れたのも皆様の応援があったからです。ボクシングを通して皆様と関われた時間は一生の宝物です。今までプロボクサーとして応援していただき、本当にありがとうございました」と感謝をつづった。

 小西は13年8月にプロデビュー。14年のミニマム級全日本新人王に輝き、17年4月に日本ミニマム級王座を獲得。18年3月に神戸ポートピアホテルでWBA世界ライトフライ級王座決定戦に臨んだが、カルロス・カニサレス(ベネズエラ)に判定負け。同年7月の再起戦でWBOアジア太平洋王座を獲得する。19年5月に神戸ポートピアホテルでIBF世界ライトフライ級王者のフェリックス・アルバラード(ニカラグア)に挑戦したが、判定負けした。その後、真正ジムのトレーナーだった江藤日出典氏が独立して新設したサンライズジムに移籍していた。

 今後について「現在、第2の人生に向けて走り出しています。こんな僕ですが、これからも熱い応援よろしくお願い致します」と記した。通算戦績は17勝(7KO)3敗。

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