モクスリー、米国でKENTAに激勝V3!「新日本で試合をするのは最高だぜ」

 「プロレス・新日本」(27日、非公開)

 米国からの配信でIWGP USヘビー級選手権試合が行われ、王者ジョン・モクスリー(AEW)が同王座挑戦権利証保持者KENTAを破って3度目の防衛に成功した。

 モクスリーは20年2月に鈴木みのるを破って以来の防衛戦。KENTAは20年8月に米国で開催されたニュージャパンカップ・イン・ザ・USAで優勝して権利証を獲得したものの、挑戦は新型コロナウイルス感染拡大の影響で先送りが続き、5度の防衛を重ねて時を待っていた。

 そして、1月30日にモクスリーが新日本の米国配信大会に乱入してKENTAを襲撃して事態は急転。その後にタイトルマッチが決定すると、KENTAも4日(現地時間3日)、モクスリーのホームAEWマットに乱入してモクスリーを襲撃。11日(現地時間10日)にはAEWで前哨戦が実現し、ケニー・オメガと組んだKENTAがモクスリー、ランス・アーチャー組を破った。

 ようやく実現した一戦はモクスリーがラフファイトで攻め込むが、場外戦でKENTAにDDTで頭部を権利証入りのブリーフケースにたたきつけられて形勢逆転。モクスリーはKENTAの無数のキックを浴びて意識もうろうなるも、再度場外戦に持ち込んでなんとトペを発射した。さらに場外にテーブルを設置したが、KENTAにベルトで殴打され、逆にテーブルの上に寝かされてしまい、コーナー最上段からのダイビングエルボーを見舞われて大ピンチに陥る。

 そこからダイビングフットスタンプ、GAME OVERなどでKENTAの猛攻を浴びるが、驚異の粘りを見せて耐え抜く。そして、KENTAが「ブサイクへのヒザ蹴り」で追い込もうとしたところに、カウンターで起死回生のラリアットをたたき込む。抵抗を続けるKENTAが張り手を連打するが、モクスリーはそれを交わしてKENTAの頭をマットにたたきつけ、ダメージを受けながらも挑発を止めないKENTAを最後は必殺のデスライダーで息の根を止めた。

 試合後は「ああ、グロいな。飲み込むと血の味がする。呼吸をする度に耳鳴りもする。体中が痛い」とKENTAとの激闘のダメージを表現したモクスリー。「この感じが好きでたまらないんだ。新日本プロレスで試合をするのは最高だぜ。前にも言ったように、オレには赤信号も黄信号も見えていない。青信号しか見えていない。オレは自分の行きたいところに行って、自分のやりたいことをする。誰かがオレを引きずり下ろすまで、オレはUSヘビー級王者なんだ」とアピールした。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス