新日本・棚橋 オーカーンを成敗「もう一回プロレスを盛り上げます」

グレート-O-カーンを攻める棚橋弘至=東京ドーム(撮影・金田祐二)
グレート-O-カーンにドラゴンスープレックスをはなつ棚橋弘至=東京ドーム(撮影・金田祐二)
グレート-O-カーンをハイフライフロでしとめる棚橋弘至=東京ドーム(撮影・金田祐二)
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 「プロレス・新日本」(4日、東京ドーム)

 棚橋弘至がグレート-O-カーンとの一騎打ちを制した。

 かつての付け人であるオーカーンに試合後の暴行で古傷の左ヒザを徹底攻撃、そして口汚く罵倒され続けた棚橋が怒りの対戦要求をして実現した一戦。棚橋は左ヒザの痛みに耐えながらリングに立つも、オーカーンのモンゴリアンチョップ、花道でのボディースラム、リバースブレーンバスターなどの荒々しい攻めに苦しんだ。

 終盤、イスをリングに持ち込んだオーカーンは、アイアンクローで執ように攻め、アイアンクロースラムのドミネーターを見舞おうとしたが、棚橋は体を入れ替え、ツイストアンドシャウトで切り返す。そしてイスで殴打しようとしたが思いとどまって手放し、ドラゴンスープレックスでダメージを与えると、背面へのハイフライフロー、正調のハイフライフローを連発して3カウントを奪った。

 オーカーンを“成敗”した棚橋は「強いっすよ」とその実力を評価。イスを用いなかったことには「怒りの持続力がないんですよ。もう昨年末のことじゃないですか。それだったら、ドームで最高のパフォーマンスを見せるっていう方にエネルギーが注がれてしまう。まだ、彼との戦いは続いていきますよ。そんな気がします」と説明した。

 そして、コロナ禍でドームのリングに立ったことに、「選手としてのピークは過ぎているかも知れない。けど、もう一度っていう思いがあった中でのこの状況で、本当にどうしようかなと思ったんですよ。新日本プロレスをもう一度盛り上げて復活させてきたって、みなさんに言ってもらえるので、もう一回、プロレスを盛り上げます。残りのキャリア全部使ってでも。オレの最後の、最後って言いたくないけど、オレの仕事だと思います」と熱い思いを語った。

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