元世界王者のまな弟子・西田凌佑が金星、元日本王者の大森将平破る

大森将平から金星を奪った西田凌佑=エディオンアリーナ大阪第2競技場
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 「ボクシング・スーパーバンタム級8回戦」(19日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)

 プロ3戦目の西田凌佑(24)=六島=が元日本バンタム級王者で世界挑戦経験もある日本スーパーバンタム級5位の大森将平(27)=ウォズ=を3-0判定で下す金星を挙げた。

 サウスポー対決は、1回から積極的に前に出た西田がジャブから攻撃を組み立て、優勢に進めた。中盤以降は粘る大森の左をかわして自身の左を当てるなど技術力も見せ、最大6ポイント差をつけて完勝した。

 デビューから3連勝(1KO)。格上とのマッチメークを制した西田は「負けても失うものは何もないと思ったが、プロの負けは大きい。負けられないと一生懸命練習した」と胸をなで下ろした。この試合は11月22日に豊中市立アクア文化ホールで行われる予定だったが、試合前日に大森が脱水症状に陥り、中止されていた。延期された1カ月間、「体重を一度落としていたので体はしんどかったが、モチベーションは切れなかった」と勝利への執念を燃やし続けたという。

 奈良・王子工で国体優勝。近大では元世界王者の名城信男監督の下で全日本選手権8強などアマチュアの実績を積んだ。応援にかけつけた名城監督も「試合が決まったと聞いた時には負けるかと思ったが、本当にうれしかった。防御もよくなり、大学時代より強くなっている」と成長を認める勝利。日本ランクを手にする来年に向け、西田は「距離をとるのは得意なので、パンチ力をつけて倒せるボクシングがしたい」と抱負を語った。

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