ロペスがロマチェンコに番狂わせの判定勝ち 4団体統一 判定は疑問の声も

 ライト級の世界主要4団体王座統一戦で、ワシル・ロマチェンコ(左)を攻めるテオフィモ・ロペス=ラスベガス(トップランク社提供、ゲッティ=共同)
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 「ボクシング・世界ライト級王座統一戦」(17日、ラスベガス)

 ライト級主要4団体の王座統一戦が17日(日本時間18日)、米国ラスベガスのMGMグランド・カンファレンスセンターで開催され、IBF世界同級王者のテオフィモ・ロペス(23)=米国=が3-0(116-112、119-109、117-111)の判定で、3団体統一王者のワシル・ロマチェンコ(32)=ウクライナ=に勝利。ライト級史上初の4団体統一王者となった。

 WBAスーパー、WBCフランチャイズ、WBO王座を持つロマチェンコとIBF王者ロペスのライト級頂上決戦。ロマチェンコは初回にパンチ4発しか出さないなど、勢いのある若手のロペスに慎重なボクシングを展開した。ただ、パンチはまったくもらわない。しかし手数の少なさが響いたのか、判定に泣いた。有効打ではロマチェンコが明らかに上回っていたため、最大10ポイント差の判定は物議をかもしそうだ。

 ロペスは「今は感謝しかない。スコアカードがどうであれ関係ない。この勝利は私が勝ち取ったもの」と4団体のベルトを誇示した。「ニュージェネレーションが誕生したということを覚えていてほしい」と話した。

 ロペスの通算戦績は16戦全勝(12KO)。ロマチェンコは16戦14勝(10KO)2敗となった。

 全階級を通じて主要4団体の統一王者となるのはロペスで史上5人目。過去にはバーナード・ホプキンス(米国、ミドル級)、ジャーメイン・テイラー(米国、ミドル級)、テレンス・クロフォード(米国、スーパーライト級)、オレクサンデル・ウシク(ウクライナ、クルーザー級)が達成している。

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