ゼウス&イザナギがアジアT奪取「オレたちは秋山チルドレン」

 「プロレス・全日本」(15日、後楽園ホール)

 アジアタッグ選手権試合が行われ、挑戦者のイザナギ、ゼウス組が王者の木高イサミ、宮本裕向の4度目の防衛を阻んで新王者となった。

 スピーディーでアクロバティックな好連係を誇る王者組に挑戦者組はイザナギの蹴りとゼウスのパワー殺法で対抗。終盤、孤立したイザナギが、木高に雪崩式裏フランケンシュタイナーを浴びるピンチに陥ったが耐え抜き、最後は仙人の首固めを仕掛け、懸命にこらえる木高を丸め込んで逆転の勝利をものにした。試合後、イザナギはマイクを持つと、渕正信に向かって、「師匠、渕さん、ありがとうございました」とあいさつした。

 イザナギが昨年12月に神の軍団の名で結成し、2月にパープルへイズに改称したユニットが手にした初のタイトル。一時はイザナギが連戦連敗で自信を失って、失踪する危機もあったが、見事に乗り越えた。

 インタビューでは、ゼウスは「よっしゃ、勝った勝った。イザナギさん、これが1個目のベルト。秋山さんと大森さんが12回防衛。オレらはもっと防衛するから見とけ。大阪魂見せたるわい」と、秋山準、大森隆男組が記録した同王座12度防衛(史上最多はアントニオ猪木、吉村道明組の15度)の更新を宣言。

 イザナギは「ありがとうございました。ホッとした。ちょっと後輩にケツをたたかれて、本当に死にものぐるいで、なんとかゼウスのおかげで。ありがとうゼウス」と、自身を励まし続けた相棒に感謝した。

 続けて「ここで満足せず、世界ジュニア(ヘビー級王座)行くわ」と宣言すると、ゼウスも「オレらが目指すのはトップのみや。オレは三冠(ヘビー級王座)を獲りに行く。必ずや」と呼応。そこに渕が現れて2人をたたえると、ゼウスは「渕さんもパープルヘイズやからな」と、渕の加入を決めつけた。イザナギも「そやな。渕さんはパープルへイズやし、オレたちは秋山(準)チルドレンやしな」と同調すると、ゼウスも「間違いない。秋山チルドレンや」と、全日本からDDTにレンタル移籍中の秋山準の名を連呼して去っていった。

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