「プロレス・新日本」（３日、会場非公表＝無観客試合）

　１８年２月からメキシコで武者修行を続けていた川人拓来（２３）が凱旋帰国した。

　連日、名前は明かされずグランドマスターを目指す男としてプロモーションビデオが流されていたが、この日、その正体がリングネームをマスター・ワトと改めた川人と明かされた。髪も水色に染め、コスチュームも上下水色でリングに現れると、無観客の客席に向い、「プロレス界のグランドマスター。新日本プロレスの頂点を獲りに行きます」と宣言。だが、そこに長年メキシコで活動したＤＯＵＫＩが現れ、背後から鉄パイプで急襲し、ノックアウトしてしまった。

　凱旋をぶち壊しにされたワトはバックステージで「ＤＯＵＫＩ、シングル組め！今すぐシングル組め」と要求。ＤＯＵＫＩは「こんなカッコ悪い凱旋、見たことあるか。オレは見たことないぞ。アイツ、プロレス界の頂点を目指すって言ったろ。それにしても弱っちいな。早く試合組めよ。オレがボコボコにしてやるから」とこき下ろしながら宣戦布告した。