妻への暴行容疑で逮捕のボビー・オロゴン 曙にも勝った格闘家の軌跡

 タレントのボビー・オロゴン容疑者(54、本名近田ボビー)が16日、妻に暴行した疑いで埼玉県警に逮捕されていたことが同日、分かった。

 県警によると、同日午前11時50分ごろ、さいたま市の自宅で妻(46)の顔面をたたいた疑いがもたれている。妻からの通報を受け、警察官が自宅に向かい、現行犯逮捕した。ボビー容疑者は容疑を否認している。妻にケガはないという。

 ボビー容疑者はゼロ年代に、プロ格闘家としても大舞台で活躍していた。

 2004年大みそかのDynamite!!で、プロ格闘家としてデビュー。K-1ファイターの“マルセイユの悪童”シリル・アビディとMMA(総合格闘技)ルールで対戦し、寝技でコントロールして判定3-0で快勝した。

 人気を集めるきっかけとなったTBSのテレビ番組「さんまのSUPERからくりTV」では、柔道五輪金メダリストの古賀稔彦氏やホイス・グレイシーらを相手にした格闘技挑戦シリーズを経験。寝技世界一・菊田早苗のジムで特訓を積んでのデビューだった。

 05年大みそかのDynamite!では元横綱・曙と対戦。223キロの巨体に乗られるピンチもあったが、パンチ連打でポイントを稼ぐと、相手のガス欠もあって判定3-0で快勝し、プロ2連勝を飾った。

 06年7月30日にはK-1ルールに初挑戦。K-1ワールドGP札幌大会で藤本祐介と対戦したが、相手に組み付いて投げ飛ばすなど初のK-1ルールに戸惑い、判定0-3でプロ初黒星を喫した。

 同年大みそかのDynamite!!ではMMAで韓国の大巨人チェ・ホンマンと対戦したが、跳び蹴りをかわされたところにパウンドをたたき込まれ、わずか16秒でTKO負け。MMA初黒星を喫した。

 07年大みそかのDynamite!!では、MMAで野獣ボブ・サップと対戦したが体格差に泣き、パウンドで1回4分10秒、KO負けした。これが現時点で最後の試合となっている。

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