“悪名高き”マクレガー コロナ対策、母国医療機関に1億2千万円相当物資寄付へ

 総合格闘技UFCの元2階級同時王者コナー・マクレガー(31)=アイルランド=が25日、新型コロナウイルス対策として、母国の医療機関に100万ユーロ(約1億2000万円)相当の設備を寄付するとツイッターで発表した。

 マクレガーはツイッターに、アイルランドのパスカル・ドナフー財務相とのメッセージ交換をスクリーンショットで公開した。若者に強い影響力を持つマクレガーに、ドナフー財務相が感染拡大防止につながる行動などを呼びかけてほしいと要請。これに対し、マクレガーは「大臣、メッセージをありがとうございます。これが私の返答になります」と長文で返信した。その中で、医療機関に必要な防護具など100万ユーロ相当の設備を購入し、寄付することを誓約した。

 アイルランドでは24日までに1329人の感染者が報告されている。マクレガーは感染者が増加しているレンスター地方の医療施設に寄付することなどを示している。

 マクレガーは、17年にボクシング世界5階級王者のフロイド・メイウェザー(米国)とボクシングの公式戦を行うなど全世界の注目を浴び、翌年の米フォーブス誌が発表するアスリート長者番付では9900万ドル(約109億円)で全体で4位に入るなど総合格闘技の枠を超えたスーパースター。一方で、リング内外問わず問題行動が多いことでも知られる。

 その「悪名高き」イメージとは異なる今回の誓約には、ファンに限らず感謝の書き込みが殺到。「アイルランドが幸せなのはコナーがいるから」「この男はアイルランドのメディアから絶えず暴力を受けている。しかし、彼はこの国と慈善団体に多くのことを施し、この素晴らしい島を深く気にかけている誇り高きアイルランド人です。アイルランドが常にあなたを誇りに思うことを忘れないでください」などとのコメントが続いた。

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