新日本・中西学が引退「死ぬまでプロレスラー」 棚橋相手に最後のアルゼンチン
「プロレス・新日本」(22日、後楽園ホール)
中西学が引退試合を行い、約27年のプロレスラー生活に幕を閉じた。最後の試合は盟友でありライバルの第3世代カルテットで新日本のスター4人組を迎撃。怪力を発揮して棚橋弘至をアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げるなど奮闘したが、最後は後藤洋央紀のGTR、飯伏幸太のカミゴェ、オカダ・カズチカのレインメーカー、棚橋のハイフライフローと得意技4連発を浴びて玉砕した。
試合後のセレモニーでは第3世代からメッセージを送られ、新日本入門当時の社長だった坂口征二相談役、専大レスリング部先輩の長州力と馳浩、デビュー戦のタッグパートナー藤波辰爾も祝福。最後は本隊選手が総出で胴上げした。
元レスリング五輪代表で屈強な肉体を持ち“野人”と呼ばれた中西は最後のあいさつで各方面に感謝し、「現役は終わりですが一度プロレスラーをしたからには死ぬまでプロレスラー。死ぬまでトレーニングを続けて第二の人生を歩んでいきたいと思っています」と宣言。今後は家業の茶農家を継ぎ、プロレス界にも携わる考えだ。