「ボクシング・スーパーフライ級１０回戦」（１５日、マニラ）

　元ＷＢＯ世界フライ級王者の木村翔（３１）＝花形＝が元ＷＢＯ世界ミニマム級王者メルリト・サビーリョ（３６）＝フィリピン＝と対戦し、２回ＴＫＯ勝ちを収めた。

　初回からプレッシャーをかけ、何度もロープ際へ追い込んで連打を浴びせた木村。２回も優位に試合を進め、相手が反撃に出たところにカウンターの左フックをたたき込んでダウンを奪うと、即座にレフェリーが試合をストップした。

　木村は１８年９月に田中恒成（畑中）に敗れてＷＢＯ世界フライ級王座３度目の防衛に失敗。１９年５月にＷＢＡ世界ライトフライ級王者カルロス・カニサレス（ベネズエエラ）に挑戦して敗れてからの再起に成功した。

　試合後、木村は「次の試合はマネジメント次第ですけど、世界戦ができるように自分自身しっかり精進して頑張りたいと思います。今年はもう一度、世界一に返り咲きます」と宣言した。