井上尚弥 圧倒スパー初め!右眼窩底骨折は「問題ない」

 ボクシングのWBA・IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(26)=大橋=が28日、横浜市内の所属ジムでスパーリングを再開し、日本ユース同級王者の石井渡士也(REBOOT.IBA)を圧倒する上々のスタートを切った。

 尚弥は昨年11月7日のノニト・ドネア(フィリピン)戦以来の実戦だったが、接近戦での打ち合い、鋭い踏み込みからの連打などで攻め、何度か被弾する場面もあったものの、5回を終始優位に展開。「1発目にしてはかなり動けている」と手応えを感じていた。

 ドネア戦で負った右眼窩底骨折については、今月に最後の診察を受け、「問題ない」と言われたという。「(目の怖さは)全然なかった。目の怖さがあったらあんな接近戦はしていない」と順調な回復を強調した。

 次戦は4月25日に米ラスベガスでのWBO世界同級王者ジョンリール・カシメロ(30)=フィリピン=戦が濃厚。すでに「動きとか戦い方のイメージは湧いている」と話した。

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