八重樫東が苦笑 王者ムザラネのリーチが大幅増…想定外7カ月でプラス7・5センチ

 「ボクシング・IBF世界フライ級タイトルマッチ」(23日、横浜アリーナ)

 ボクシング3大世界戦の予備検診が20日、都内で行われ、6選手はすべて異常なしと診断された。スティーブン・バトラー(24)と初防衛戦を行うWBA世界ミドル級王者・村田諒太(33)はIBF世界フライ級王者モルティ・ムザラネ(37)に挑戦する八重樫東(36)とアマチュア時代の話に花を咲かせ、“八重ちゃん効果”と呼んでリラックスムード。好仕上がりをアピールし、勝利に自信を示した。

 約1年7カ月ぶりの世界王座奪取を目指す元3階級制覇王者の八重樫は「久しぶりの世界タイトルマッチで、不安半分、ワクワク半分のいい緊張感の中で過ごしています。当日は覚悟を決めてリングに上がるので、応援よろしくお願いします」と決意表明。だが、ムザラネのリーチが5月の前戦から7・5センチも伸びて身長160・5センチながら175センチに達したことに驚きを隠せず、「ちょっと…、想定よりも長かった」と苦笑した。

 所属ジムの大橋秀行会長も「あんなのいねえよな。初めて見たよ」と驚異的な長さのリーチに驚がく。八重樫は「それがきっとアダになるんじゃないですか」と笑いながら会場を後にした。

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