村田諒太に強力援軍 仮想バトラーは“バトラー倒した男”対策に手応え「似ている」

 「ボクシング・WBA世界ミドル級タイトルマッチ」(12月23日、横浜アリーナ)

 王者の村田諒太(33)=帝拳=が14日、初防衛戦へ向けた練習を公開した。合計5人招いたスパーリングパートナーの中に、5月に挑戦者スティーブン・バトラー(24)=カナダ=と対戦して2-1の判定で敗れたビタリ・コピレンコ(35)=ウクライナ=が含まれており、村田は「バトラーに似ている」と好感触を口にした。

 仮想バトラーは“バトラーを倒した男”だ。初めて村田のパートナーに起用されたコピレンコは28勝(16KO)2敗。バトラーには敗れたものの、左ボディーでダウンを奪うなど大いに苦しめた。

 10月28日からスパーリングを始めている村田は「バトラーに似ている。構えがしっかりしていて、ジャブがすごい多い」と仮想バトラーに見立てる。「ジャブを食っちゃうと、その勢いで右ストレートを食っちゃうんで、ジャブの対策はしっかりとしないといけない。そういった意味でコピレンコはいい」と評価は高い。

 2人と拳を交えたコピレンコは「バトラーはフィジカルで押してきたけど、村田の方がフィジカルは強い」と村田の優位を強調。それを聞いた村田は「じゃあ、相手はフィジカルはあると言うことですね。いいんじゃないですか。それで来てくれれば」と受け止めた。

 この日はスパーリングを行わず、ミット打ちでコーナーに追い込んで力強いパンチを放つなどして調整。「バトラーはプレッシャーかけられたときは何もできていない。しっかりプレッシャーかけて、上下打ち分けて、いっぱい手数を出す」と戦いをイメージした。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス