ドネア「高い壁になる」 尚弥の「世代交代」阻止へ自信あり!
「ボクシング・WBSS決勝、WBA・IBF世界バンタム級タイトルマッチ」(11月7日、さいたまスーパーアリーナ)
世界5階級を制覇したノニト・ドネアが31日、都内の帝拳ジムで練習を公開。相手の井上尚弥が宣言する「世代交代」を阻止しての優勝に自信を示した。
シャドーと1回のミット打ちを行っただけだが、繰り出した得意の左フックなどの多彩なパンチは迫力十分。米国とマニラで計約130回のスパーリングを重ね、「思っていた以上に自分を高いレベルに持って行けた」と手応えを感じていた。
尚弥を「信じられないほどすばらしいファイター」と絶賛し、「世代交代」宣言にも「悪いことではない」と理解。だが、「若い世代にとって我々の世代が壁になっているのは事実。私はその壁をより強固に、より高く作り上げている」と闘志を燃やし、「自信はある」と断言した。
視察した尚弥の父・真吾トレーナーは「パンチは強そう。すべてのパンチを警戒しないといけない」と冷静にコメント。大橋ジムの大橋秀行会長も「左フックはすごい。絶好調なのは間違いない」と評価し、「(判定は)ないだろうね」と、KO決着を予想した。