K-1KF王者・晃貴に挑戦の元ボクサー・佐々木「決まった時にはゾクゾク」
「K-1・K-1 KRUSH FIGHT.107」(11月8日・後楽園ホール)
K-1 KRUSH FIGHTバンタム級タイトルマッチで激突する王者・晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と挑戦者・佐々木洵樹(POWER OF DREAM)が29日、意気込みを語った。
佐々木はボクシングから転向して2戦2勝(1KO)。早くもチャンスをつかみ「なるべく早くタイトルに挑戦したいとは思っていましたが、正式に決まった時にはやっぱりゾクゾクしました」と打ち明けた。「ボクシング時代もタイトル挑戦の話もあるにはあったんですけど、実現しなくて」というだけに、「格闘技を始めて15~16年になるので、ここで必ずベルトを巻きたい」と執念を燃やしている。
ボクシングからの転向組としては順調にみえる佐々木だが「蹴りありの練習を始めた当初は、正直『これはやっていけないな…』と思いましたよ」と告白。PODで練習を始めてから1年でKRUSHに参戦したが「初参戦の時は生スネで蹴る、蹴られることに不安しかなかった」と苦笑いする。
同門には初代王者で現K-1 WORLD GPスーパーバンタム級王者の武居由樹がいる。「絶対に倒してベルトを取ります。武居くんもそうですけど、武尊選手も最初は軽い階級で倒しまくっていたので、僕も2人のように軽量級でも倒せる選手になりたい」と、王者像を描いた。
迎え撃つ晃貴は4月に続く2度目の防衛戦だ。6月にK-1 WORLD GPのスーパーバンタム級世界最強決定トーナメントに参戦というビッグチャンスをつかんだが、「ちょっと空回りしちゃって」と振り返る通り、1回戦でサンベル・ババヤンに無念の判定負け。「K-1では自分の実力が出せなかったんで、ばっちり仕上げてレベルアップした晃貴を見せたい」と再起を誓った。
佐々木に対しては「タイトルに挑戦する実力はある。自分は(佐々木と2戦目で対戦した)萩原秀斗選手とも対戦しているので、余計に強さが分かります」と警戒。それでも「このベルトは自分が持ってる限り、誰にも渡すつもりはないんで今回も勝ちます」と宣言し、その先に「ババヤン戦は絶対に勝てた試合だったんで、もう一度戦って確実に勝ちたい」と、ババヤンへのリベンジを見据えた。





