粉川2階級制覇ならず 失神TKO負け
「ボクシング・OPBF東洋太平洋フライ級タイトルマッチ」(23日、後楽園ホール)
同級4位の粉川拓也(34)=角海老宝石=がTKOで敗れ、スーパーフライ級に続く東洋太平洋2階級制覇はならなかった。1回にワンツーでダウンを奪ったが、その後は王者の強打を警戒して消極的な戦いに。そして8回、左フックでダウンした際にキャンバスに頭を強く打って失神。担架で医務室へ運ばれた。
医務室から自力で控室に戻ったものの、試合の記憶はなし。宮田ジムから移籍2戦目で得たチャンスを逃し、「最高の環境でボクシングをさせてもらって、移籍して本当によかったです。感謝しかない。恩返ししたかったんですけど…」と大粒の涙を流し続けた。