井上尚弥VSドネアWBSS決勝は11・7埼玉 日本開催が「最大のモチベーション」

 「ボクシング・WBSS決勝、WBA・IBF世界バンタム級タイトルマッチ」(11月7日、さいたまスーパーアリーナ)

 ボクシングの階級最強を争うトーナメント「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)」の主催者は7日、WBA・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(26)=大橋=とWBA同級スーパー王者ノニト・ドネア(36)=フィリピン=が対戦する同シリーズの同級決勝戦を、11月7日にさいたまスーパーアリーナ(SA)で行うと発表した。

 井上はこの日、都内で行われたイベントに出演。「日本のファンの前で大舞台の決勝ができるのは最大のモチベーションになる」と、母国での開催を歓迎した。

 さいたまSAでの世界戦は亀田興毅と弟の大毅が10年12月に行って以来約9年ぶり。最大3万人以上収容の大会場に「過去(の自身の試合)で一番大きなハコ。そのハコを埋めなきゃ、という責任感もありますけど。何から何まで楽しみ」と意欲をかき立てた。

 ドネアは世界5階級制覇を達成した伝説的ボクサー。1回戦は1回、準決勝は2回と衝撃的な早期KOで勝ち上がってきた井上は「前半勝負だが、後半に行っても強いというところを見せたい」と戦いをイメージし、「自分が高校生の時からあこがれていた選手でもあるので、しっかりとした形でKOで勝って引導を渡したい」と優勝を誓った。

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