岩田翔吉 プロ3連勝 昨年に米国デビュー 高校時代に恒成&拓真に勝利

 5回、パオロ・シーの動きが止まったところで一気にパンチを集中させ、TKOを奪った岩田翔吉(撮影・高石航平)
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 「ボクシング・6回戦」(12日、エディオンアリーナ大阪)

 13年高校総体ライトフライ級王者で、昨年12月に米国でプロデビューした岩田翔吉(23)=帝拳=が5回1分25秒TKOで、ライトフライ級6回戦でパオロ・シー(23)=フィリピン=を下し、デビュー3連勝を飾った。

 関西初登場の岩田は初回からスピードと手数で圧倒。試合前のスパーリングでカットしていた右目尻から偶然のバッティングで流血する場面もあったが、5回に連打を顔面に集めてストップした。

 東京・日出高3年時に現WBO世界フライ級王者・田中恒成(畑中)、WBC世界バンタム級暫定王者・井上拓真(大橋)を連破し、総体王者となった。早大を経て、昨年12月に米国で4回TKOデビュー。その後、国内ライセンスを取得し、5月の国内デビュー戦を4回判定勝ち。そして注目のダブル世界戦のアンダーカードで3勝目を飾った。

 今後のマッチメイクについては「本田会長にすべてお任せしています。しっかり練習するだけです」と答えた。その上で「ボディーへの打ち分けなど磨いていかないと」と課題を口にした。

 高校時代に勝利している田中や井上はすでに世界王者となっている。「いずれやりたい。拓真君は(階級が)だいぶ上になってしまいましたが、恒成君はひとつ上なので」と将来的な対戦にも意欲。ただ、ウエイトに関しては、自身はミニマム級に落とすことも可能だという。

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