パッキャオは試合せず来場のみ 推薦選手が天心戦 参戦は「いつか」
格闘技イベントRIZINの榊原信行実行委員長が9日、都内で会見を開き、ボクシングで世界6階級を制覇し、現WBA世界ウエルター級王者のマニー・パッキャオ(40)=フィリピン=は、RIZIN15(21日、横浜アリーナ)で試合をするわけではなく、パッキャオが推薦するフィリピンの選手、フリッツ・ビアグダン(23)と、那須川天心(20)=TARGET=がキックボクシングルールで試合をすると発表した。
会見場ではパッキャオからのビデオメッセージが流され、「いつかRIZINのリングで」試合を行いたいとする希望を口にしていた。21日にパッキャオは横浜アリーナを訪れるという。
フリッツはRIZINの資料によると、キックボクシング、ムエタイと同時にボクシングにも挑戦。さらに、総合格闘技でも活動している。体重は59キロで行うとしている。
那須川は「パッキャオ選手の推薦選手ということで、非常に手強い選手と思うんですけど。しっかりと倒して、RIZINに帰ってきたぞというところをしっかりみせたいと思います」など抱負を語った。
榊原実行委員長は8日、ツイッターで「現在、実はフィリピンに来ています。メイウェザーに続き、RIZIN.15ではこの男と新たな仕掛けを行います。帰国したらすぐに発表しますので、楽しみにしていてください!」と発信し、話題となっていた。
RIZINは昨年大みそかに元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)とキックボクシングのRISE世界フェザー級王者の那須川とのボクシングルールのエキシビションマッチを実現させていた。15年5月には、パッキャオとメイウェザーが激突し、世紀の対戦と言われた。この試合はメイウェザーが判定で勝利した。