「Ｋ－１・Ｋ－１　ＷＯＲＬＤ　ＧＰ　２０１９　ＪＡＰＡＮ～Ｋ’ＦＥＳＴＡ．２～」（３月１０日、さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ）

　Ｋ－１　ＷＯＲＬＤ　ＧＰフェザー級タイトルマッチで王者・村越優汰（２４＝湘南格闘クラブ）に挑戦する卜部弘嵩（２９＝Ｋ－１　ＧＹＭ　ＳＡＧＡＭＩ－ＯＮＯ　ＫＲＥＳＴ）が２８日、Ｋ－１　ＧＹＭ　ＳＡＧＡＭＩ－ＯＮＯ　ＫＲＥＳＴで公開練習を行った。

　昨年１０月、モデルの高橋ユウ（２８）との結婚を発表した弘嵩は、ベルト姿を見せたいか聞かれると「もちろんです」ときっぱり。高橋の存在は「練習で疲れていてもモチベーションになります」とのろけた。

　「奥さんが初めてＫ－１に来た試合で僕はタイトルを失ってるんですよ」と２０１７年２月２５日、大雅に敗れてＫ－１　ＷＯＲＬＤ　ＧＰスーパーフェザー級王座を手放した屈辱を振り返り、「結婚してまたタイトルを取って、チャンピオンになったところをしっかり見せたいですね」と、晴れ姿を新妻に見せるつもりでいる。

　二階級制覇のため１月に同門の武尊と米国修行を敢行。「テクニック的なもので面白い発見がいっぱいありました。それをふだんの練習でも使ってみたりして、しっくりきてるんで試合でも使おうかなと思う」という。

　具体的には、Ｋ－１やＵＦＣで活躍したドウェイン・ラドウィックや元ＵＦＣ世界ライトヘビー級王者ＬＹＯＴＯと練習し、「対戦相手（村越）の特徴を知ってもらった上でミットをやってもらったので、その中で見えてきたものがあった」と明かした。

　また、もともと芦原会館でフルコンタクト空手を学んでいたとあって、「（ＬＹＯＴＯの）マチダ道場で空手の練習をして懐かしかった部分もありましたし、ＬＹＯＴＯさんは伝統派の距離だったりが自分とは違って学ぶことが多かった」と、収穫を口にしていた。