新日本・棚橋、38日で陥落…26歳で戴冠のホワイト「オレは天才だ」

棚橋弘至(左)の右足を攻めるジェイ・ホワイト
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 「プロレス・新日本」(11日、エディオンアリーナ大阪)

 復活政権は38日で終わった。IWGPヘビー級王者の棚橋弘至がジェイ・ホワイトに敗れ、1月4日の東京ドーム大会で約4年ぶりに奪回した王座の初防衛に失敗7年前に“レインメーカー・ショック”と呼ばれるオカダ・カズチカの同王座初戴冠を許した大阪で、今度は“スイッチブレード(ホワイトの異名)・ショック”を演出してしまった。

 棚橋は古傷の右ヒザ集中攻撃や外道の介入に苦しみながらも、場外へのハイフライフロー(HFF)、スタイルズクラッシュなどを繰り出して奮戦したが、最後はHFFを捕獲され、ブレードランナーで逆転負け。まさかの政権交代に大阪の観衆は静まりかえった。フラフラになりながらバックステージに戻った棚橋は、倒れ込んで起き上がれず。「もう無理」と話すのが精いっぱいだった。

 一方のホワイトはデビューからわずか6年、初挑戦で中邑真輔の23歳、オカダの24歳に続く史上3位26歳で新日本の最高峰に登り詰めて得意顔。リング上でマイクを持つと、ブーイングを浴びながらも「大阪、大阪、お前ら覚えているか。2年半前、この大阪でオレはヤングライオンとして最後の試合を戦った。大阪城ホールで。そのときオレは『大阪こそがオレのホームになるだろう。ここにいるみんなはファミリーだ』と話した。だけど、オレは間違っていた。お前らはファミリーでも何でもない。オレはみんなが疑ったことをすべてやってのけた。オレはケニー(・オメガ)を倒した。同じようにタナ(棚橋)を倒した。オカダ(・カズチカ)も倒した。そして、再び棚橋を倒したオレは本物のチャンピオンになった。新しい時代へようこそ」と宣言した。

 バックステージでも憎まれ口は止まらず、「オレは世界を変える準備はできている。世界のトップに立った“スイッチブレード”ジェイ・ホワイト。ナンバーワンのアスリート。オレは天才だ」と豪語。初防衛戦は4月6日の“格闘技の殿堂”米・マジソンスクエアガーデン大会になる可能性がある。そのことを問われると、「MSGが答えになる。それまで防衛戦をするつもりはないから」と言い放った。

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