お気楽メイウェザー、年越しはUSA 試合終わったら自家用ジェットで“弾丸”帰国
「RIZIN.14」(31日、さいたまスーパーアリーナ)
前日計量が30日、会場で行われ、メインでエキシビションマッチを行うボクシングの元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー・ジュニア(41)=米国=は66・7キロ、キックボクシングRISEフェザー級王者の“神童”那須川天心(20)=TARGET=は62・1キロで契約体重(66・7キロ)をクリアした。2人の体重差は4・6キロとなった。関係者によれば、メイウェザーは午後11時頃ゴングの試合後、米国での年越しに間に合うように弾丸帰国する予定だという。
地球の“ルール”すらねじ伏せる。メイウェザーが31日午後11時頃開始の試合後、米ラスベガスに弾丸帰国するスケジュールで動いていることが明らかになった。
当日は午後7時頃にゆったりと来場予定で、試合を終えるとすぐ埼玉から羽田空港に直行し、自家用ジェットに乗り込むという。RIZINの榊原信行委員長は「米国の年越しに間に合うように帰ると思う」と、メイウェザーが日本との時差で17時間後のカウントダウンに照準を合わせていると明かした。
注目の一戦を翌日に控えたこの日も大会関係者は超大物に振り回された。計量は午後4時から特設ステージで一般公開イベントとして試合順に行われたが、大トリのはずのメイウェザーが「待てない」と最初に登場。しかも事前計量を済ませており、ステージ上の体重計に乗ることもなく会場を後にした。
榊原委員長によれば、当初メイウェザーは「イベントに出たくない」と話しており、昼過ぎに両陣営立ち会いのもとで別の場所で計量を済ませたという。ただ、その後、気が変わったのかスーツのセットアップにハットをかぶった姿で出席。マイクを握ると「あしたは素晴らしいショーを見ていってほしい」と話し、あらためてこの試合が“見せ物”であることを強調した。