ジョン・ジョーンズがUFC世界Lヘビー級王座返り咲き ヘビー級王者挑発

 「UFC232」(29日、イングルウッド)

 UFC世界ライトヘビー級王座決定戦が米国カリフォルニア州のザ・フォーラムで行われ、元王者で1位のジョン・ジョーンズ(31=米国)が2位のアレクサンダー・グスタフソン(31=スウェーデン)を3回KOに葬り、王座に返り咲いた。

 2回はスタンドでグスタフソンのプレッシャーを受け続けたジョーンズだが、3回開始早々両足タックルを決めてテイクダウンに成功。ハーフガードを取るグスタフソンに細かい肘を入れながらサイドポジションから「グレイシー・バッハでの練習の成果」という動きでバックマウントを奪取。絞め狙いから切り替えて頭部に強烈な左のパウンドを連打し、動かなくなったグスタフソンに右から左をたたき込もうとしたところでレフェリーが試合を止めた。

 ジョーンズは金網にまたがると笑顔を見せ、サムアップ。祝福するグスタフソンのほおにキスして応えた。

 パウンド・フォー・パウンドの呼び声も高かったジョーンズだが、禁止薬物問題など不祥事が度重なり、落ちた英雄となっていただけに「色んなことを言われたけど最高の気分だ」と復権を喜び、「フィアンセに感謝したい。彼女は本当に大変な時も支えてくれた。強い女性だ」と、婚約者に礼を述べた。

 グスタフソンは過去、ジョーンズが最も苦戦した強敵だけに、「初戦の映像を何度も見た。どれだけ距離を取るかがポイントだと思っていた」と説明。勝負を決めたタックルについて「タイミング」と言い、「アレクサンダーはタフガイで起き上がるのも本当に早いしうまい。彼を30秒以上もホールドできたのは自分でも驚きだ」と、自身の進化を感じていた。

 ヘビー級王座は宿敵ダニエル・コーミエが保持しているが、「ベルトを簡単にあきらめるヤツはいないと思うけどな。ホントにチャンプなら俺と戦って証明しろ。俺のベルトも取りに来い」と、挑発していた。

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