イノベーション王者・翔「KNOCK OUTで見たいと思わせるKOを」

 キックボクシング団体「イノベーション」12・8新宿FACE大会のメインイベントで櫻井健(37=習志野ジム)の挑戦を受けて初防衛戦を行うイノベーションライト級王者、翔・センチャイジム(36=センチャイムエタイジム)が22日、“翔ラッパ”を吹きまくった。

 昨年12月17日、櫻井との王座決定戦で両者血だるまの流血戦を制して戴冠した翔、今年9月8日にはWPMF日本ライト級王者・長谷川健との王者対決を判定3-0で制するなど快調だ。

 今回のマッチメイクには「今年最後の試合でコレはねぇ」と嘆息。「ライト級1位に櫻井選手がいて、他に目ぼしい選手がいない(2、3位が空位)んだから仕方ないのかもしれないっすけど、櫻井選手、僕に負けてから一度も勝ってない状態でしょ?」と厳しく指摘した。櫻井は現在、4連敗中で、2年以上も白星がない。

 翔は「意味がない、メリットない、うま味ない、ないない尽くし」と文句タラタラで、「圧倒的な差を見せつけてのKO。それしかない!俺のアイデンティティー、首相撲からの肘、膝で!ムエタイの奥義とも言えるこのスキルを使いこなして本当に倒しきる日本人選手っていないっすよね。それを魅せたい!」とKO宣言。警戒点や櫻井の印象は「なし!」と言い切った。

 36歳とベテランの年齢で、昨年5月には結婚もした翔だが、「肉体的に衰えが全く感じられないし、こうやってグジグジ言いながらモチベーションも全然落ちない。嫁は『やり切って終わって』って背中を押してくれるし、ムエタイやキックボクシング愛は高まるばかり……やめる理由がない」と豪語。

 「肘あり、首相撲無制限の5回戦であれだけの舞台が出来上がってまぶしいくらいに輝いてる。同時代に全盛期にある俺が出ないで終わるわけにはいかないでしょう」とKNOCK OUT出場を熱望しており、「『翔をKNOCK OUTで見たい』ってファンにも関係者にも思わせる『戦慄KO』って作品を創ります!」と改めてKO宣言だ。

 「森井洋介選手だって、ひそかに最強説がささやかれている重森陽太選手だって、本当に倒せる“殺しの首相撲”を経験したことないでしょう。倒しますよ!日本人のトップ連中を振り回して、膝でえぐって、肘で斬り倒します!」と、“翔ラッパ”はとどまるところを知らなかった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス