井上尚弥、問題なし!慢心なし 下馬評優位も「チャレンジャーという気持ち」
「ボクシング・WBSS1回戦、WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(10月7日、横浜アリーナ)
王者の井上尚弥が28日、横浜市内の所属ジムで初防衛戦へ向けた練習を公開。サウスポーの挑戦者、フアンカルロス・パヤノを警戒しながらも、勝利に自信を示した。
減量はあと1・5キロで「順調」とアピール。すでに約120回のスパーリングを終え、この日は3回のマスボクシングなどで汗を流した。足を使いながら正確に打ち込む右ストレート、接近戦での連打などで圧倒し、好調ぶりをうかがわせた。
「全く問題ない」という約4年ぶりのサウスポーとの対戦。「サウスポー独特の見えない角度からくるアッパーロングパンチ、そういうところに気をつけたい」と警戒した。下馬評は圧倒的に優位だが「油断できる相手じゃない。キャリアも、テクニックもある。自分はオッズほど楽な相手とは見ていない」と気を引き締めた。
バンタム級世界最強を決める高額賞金トーナメントとあって「チャレンジャーという気持ちが強い」という。世界注目の戦いで、“怪物”ぶりを見せつける。