難病克服の金原弘光が2年7カ月ぶり復帰戦で勝利 Growthで

 「プロレス・Growth」(26日、東京・新木場1stRING)

 UWFインターナショナル、キングダム、リングスなどで活躍した金原弘光が、2年7カ月ぶりの復帰戦を自身の白星で飾った。金原は昨年9月、難病である化膿性脊椎炎、および感染性心内膜炎を発症し、一時は歩行することすらままならなかった。それでも、不屈の闘志で、病気を克服。9・26新木場では、WILD HEROの16年2月22日、新木場大会以来となる試合に臨んだ。

 金原は池田大輔と組み、GPS初参戦の石川雄規、伊藤崇文と対戦。4選手とも、UWFの流れを汲んだ団体の出身者とあって、目が離せないグラウンドでの関節技の攻防、激しい打撃戦が繰り広げられた。

 最後はブランクを感じさせなかった金原が、オモプラックロック(腕決めフェースロック)で伊藤からギブアップを奪った。ちょうど、1年前は歩けなくて、オムツをしていたという金原は「懐かしくてうれしかった。戻ってこれて本当に感謝。ボクには、このスタイルしかできないと思いますが、オファーがあれば、まだまだやっていきたい。病気前はそろそろ終わりかなと思ってたけど、病気を克服してからは、試合をしたくなった。同じ病気で苦しんでる人に、訴えられたらいい」と笑顔を見せた。

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