WBO王者田中、喜びをかみしめ 3階級制覇から一夜明け
世界ボクシング機構(WBO)フライ級王者の田中恒成(畑中)が王座奪取から一夜明けた25日、名古屋市内で記者会見し「いい試合だった、感動したと、会う人会う人が言ってくれたのでうれしい」と、世界最速タイ12戦目での世界3階級制覇の喜びをかみしめた。
序盤から激しい打ち合いとなった試合に、観客は大いに沸いた。「スタミナも気持ちも持続できたのが良かった」としながらも、まだ課題は多いと振り返り「テクニカルな部分をもう少し交ぜてやれるのに、試合でそれを表現できていない」と反省点を挙げた。
田中は昨年、両目眼窩底を骨折。今回は「感覚的には(目の)問題はない」と言う。