元プロボクシング世界王者・高山勝成のアマ登録認可へ 日本連盟理事会で内定

 9月8日に新体制が発足した日本ボクシング連盟は23日、東京都内で理事会を開き、日本初の世界主要4団体制覇を果たし、東京五輪出場を目指してプロを引退した高山勝成(35)=名古屋産大=のアマチュア登録を認めることを内定した。高山は昨年からアマ登録を目指していたが、山根明前会長の強い意向もありこれまでプロ選手のアマ申請は認められていないかった。今年8月には日本連盟への競技者登録を求め、日本スポーツ仲裁機構(JSAA)に仲裁申し立てを行った。

 新体制となった日本連盟は、国際ボクシング協会(AIBA)が2016年リオデジャネイロ五輪からプロ選手の出場を解禁していることに準じる方針を示していた。菊池浩吉副会長は「選手によって状況も違うので、今後も同様の申請があれば、その都度検討していくことになる」と説明。高山の代理人を務める岡筋泰之弁護士は、「日本連盟からまだ連絡は受けていないが、アマ申請が認められるならうれしい限り。今後、詳細を話し合いたい」と話していた。

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