ボクシングのＷＢＡ世界ミドル級王者・村田諒太（３２）＝帝拳＝が２８日、沖縄県国頭村での合宿を公開した。朝６時半からクロスカントリーコースを走り込み、午後は階段上がりやウエートトレーニングというハードな内容で今秋、米国での開催が予定されているＶ２戦への体作りに取り組んでいる。

　「２７日のインターバル走では自己ベストの１キロ３分４秒で走れた。３２歳で記録が伸びているのはうれしいですよ。自分と向き合えている感じがする」と村田。東京ではイベント出演などに加え、２児の父として毎日学校への送り迎えを担当するなど多忙な日々を送る。「ここではそういうものからも解放されて、久しぶりに本も読める。今回持ってきたのはハイデッガー（哲学者）の入門書。難しすぎますけど」と笑顔を見せた。